所長の研究日誌

このブログを書いている人

NPO法人他力本願研究所 所長
前川進介

物事の考え方や捉え方、人の感情のあれやこれやについて自由に書きまーす

依存症を招く希薄なつながり(朝来市寄稿コラム)

※この記事は「人生を前向きに歩んでいくための心の土台づくり」と題して、前ぴょんが朝来市広報誌2018年8月号〜2019年3月号までシリーズで寄稿しているコラムの9月号分です。

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何かに救いを求めて記憶が無くなるまでお酒を飲んだところで、救いは得られない。7年ほど前、私は経営している会社でのトラブルから、鬱状態に陥りました。当時助けて欲しいと願っていた家族とのつながりを感じることができなくて飲酒量が増え、アルコールに依存していきました。幸い、様々な人とのつながりの中で自分を見つめ直すことができ、鬱を克服し、今ではお酒を楽しく飲めていますし、家族とも仲良く暮らしています。

 

 

さて、私の経験からも言えることですが、人は人とのつながりを希薄に感じていると、不健全な何かへの依存に陥りやすくなると考えられています。これはアメリカの話題ですが、ベトナム戦争で極度のストレス状態におかれ麻薬依存に陥った米兵でも、帰国後家族とのつながりを感じながら過ごせば、心のバランスを取り戻し、結果的に95%の人が麻薬使用を辞められたという追跡調査があります。(出典 chasing the scream :Johann Hari)。

 

 

特に心が育まれていく子ども時代において、「家族との健全なつながり」を築いておけば、将来に渡って依存症になりにくくなります。裏を返せば、幼少期にそのつながりを築けなかった場合は、将来的に何かしらの依存症に陥る可能性が高くなります。

「依存と自立の行き来」で人生を強くしなやかに生きていく(朝来市寄稿コラム)

※この記事は「人生を前向きに歩んでいくための心の土台づくり」と題して、前ぴょんが朝来市広報誌2018年8月号〜2019年3月号までシリーズで寄稿しているコラムの8月号分です。

広報誌のウェブサイト版はこちら

 

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今年は「平成30年7月豪雨」によって、朝来市内外で大きな被害が出てしまいました。被害に遭われた方においては精神的にも辛い状況になられたとお察しいたします。そしてそんな時に、「助けて」「手伝ってほしい」と言えること、また言える相手がいることは、その方が心を折られることなく、強くしなやかな人生を歩まれるためにとても重要なことだと思います。また、一旦はそうして辛い気持ちを受け止めてもらい、十分に英気を養うことができたならば、また自立した生活に戻られていくことでしょう。

 

 

このように、人間生きていれば、何かに依存して甘えたい時もあれば、自ら奮い立って自立していきたい時もあるものです。私は、この「依存と自立の行き来」が上手にできる人、つまり、甘えたい時に素直に甘えることができ、自分の意思で動きたい時に動くことができる人ほど、強くしなやかな人生を送られると考えています。

マジメな人が鬱になるのではない、従順な人が鬱になるのだ

最近、他力本願研究所のTwitterの運用を始めました。だから130文字程度の文章で刻んでいこうとつらつら書いていたら、あれよあれよという間に2000字くらいになってしまったので、Twitterを諦めブログに載せることにしました(笑)

Twitterムズカシイ!

以下、つぶやきにならなかったつぶやきです。

 

マジメな人は手段を選ぶ

会社で課された仕事の量と質が自分のキャパを超え、過労で鬱になったという話をよく聞くが、厳密に言うと原因はそこではないと思う。

自分のキャパを超えたのであれば、そんな会社は辞めてしまって別の手段で稼げば良い。それが転職であったり脱サラ独立であったり、手段は沢山ある。

 

 

マジメな人はそうやって自分の置かれている立場を理解し、抽象度を上げて世の中を捉え直し、他の手段を選択する。そうして自分や家族を守り、社会に貢献もするのだ。

 

 

従順な人は手段を選べないと錯覚し、鬱になる

だけど、「従順さ」を叩き込まれた人はその選択が困難だ。

「一度任された仕事だから、これは最後までやりきらなきゃならない。」

「あの時上司にお世話になったから、今度は自分が頑張る番だ。」

そうやって自分の限界を超えているにも関わらず、その仕事に囚われ、そして心身が蝕まれる。

 

 

またこの「従順マインド」の人は特定の人に従順になるだけでなく、社会にも従順になる。そうして常識に囚われる。世間体を気にする。自分を出せなくなる。ストレスを溜める。鬱になる。

 

 

加えて言うと、従順であるということは自立の対極である。つまり、一人でできることが少ないのだ。だから仕事を変えるにしても、自立している人と比べると選択肢が極めて少なく、限界を超えても同じ環境で従順にいるしかないと錯覚し、鬱になる。

 

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